皆さんこんにちは。
最近は どうぶつの森がやめられない家電オタクのRyota(Twitter:Ryota|iOtaku管理人 (@iOtaku_R))です。
「快適に使えるゲーミングヘッドセット」を探し求めてAmazonとメルカリを無限に行き来している筆者ですが、今回、
「超いい…」
となったヘッドホン SteelSeries Arctis 3 (2019 Edition 61506) に出会うことが出来たので、写真と共に詳細レビューを行っていこうと思います!
結論から述べると、「音質、装着感、定位感と全方位にコスパ最強クラス」です。
海外では超好評価を受けているこの商品、早速レビューしていきます!
【iOtaku的ヘッドホン評価】
音質・・・・星4 ⭐⭐⭐⭐☆
装着感・・・星5 ⭐⭐⭐⭐🌟
デザイン・・星5 ⭐⭐⭐⭐🌟
拡張性・・・星2 ⭐⭐☆☆☆
携帯性・・・星3 ⭐⭐⭐☆☆
created by Rinker
SteelSeries
【更新情報】2021/11/27に、最新の情報に更新しております。
カタログスペック
・300ドルクラスのS1 オーディオドライバー/マイク搭載
・AirWeaveイヤークッションと特徴的なスキーゴーグルサスペンション
・独自の双指向性ノイズキャンセリングマイク「ClearCast」
・ヘッドホン部再生周波数帯域: 20Hz-20000Hz
・インピーダンス: 32Ω
・アナログ3.5mm接続 (3.5mm4極/3.5mm×2変換アダプター付属)
・重量:295 g
SteelSeries Arctisシリーズについて
SteelSeries Arctisには現在7つのモデルが販売されており、この商品は有線の中で値段的に上から4番目にある位置づけのモデルです。
今回紹介する商品の上位モデルに、SteelSeries Arctis 5があります。
USBで接続できるので、PCユーザーやアンプを持っていない人はこちらがおすすめです。値段差も約2000円ほどで、コスパもとても良いです。
僕は自前でASTRO MIXAMP TRを持っていたので、USB接続やEQ機能は必要なく、このモデルを選びました。
Contents
外見レビュー
全体像
ボディはプラスチックが主となっています。頭の部分(ヘッドバンド)と耳にあたる部分(イヤーパッド)は肌触り、クッション性の良いメッシュ生地で出来ています。全体的に過度な装飾もなく、シームレスでミニマルなデザインです。すこだ(オタク)
ヘッドバンド
ここすき(オタク)
ランダムな図形の幾何学的な意匠がイカしてます。
「セルフアジャストヘッドバンド」なんて呼ばれ方もされるこの仕組は、自由に動く部分とヘッドホン本体のフレームを切り離す二重構造にすることで、ヘッドホンの重さからくる圧力を頭部全体に分散させる機能を持っています。
高級ヘッドホンにもよく採用されているアレですね。
僕は偏頭痛持ち&メガネユーザーなので、「装着感」に関してはかなり気にしてしまう方なのですが、ゲーミングヘッドセットって基本的に「重い」んですよね。
ですが、この頭部にフィットするこのヘッドホン、サスペンション式を取りいれているので頭が痛くなりにくいです。
しかも重量も295gと軽い。
U1万帯のゲーミングヘッドセットの選択肢では、ほぼ唯一この機構で、この重量ではないでしょうか。
コントロール部
シンプルでわかりやすい。
なによりボリュームとミュートが耳元で調整できるのがいい。
マイク部を引っこ抜いてミュートにするタイプのやつは面倒ですし、野良で潜っているときや家族と話す時に大助かりしています。
ミュートスイッチは出っ張っているとミュートON、押して引っ込めると赤いラインが消えミュートOFFになります。視覚と触覚の両方でわかるのはありがたいですね。
マイク
独自の双指向性ノイズキャンセリングマイク「ClearCast」を採用。
とのことですが、普通に使える良いマイクといった感じですね。
実際にASTRO mixampをかました上で友人とボイスチャットしても「普通にクリア聞こえる声」と評される感じです。
双指向性は効いているようで、わざと口元から離すと声は遠くなるようです。
ノイズキャンセリングの機能はとても優秀で、室内の空気清浄機をガンガンにまわしても、「問題なし、そんなに聞こえない」と友人に評される程度にちゃんと効いています。
マイクアームは可動域も程よく、柔らかく動かせ、ちゃんとふにゃふにゃにならない程度のホールド感もありあす。
マイク格納機能は普通に音楽を聞く時や、収納時、持ち運び時に助かります。
イヤーパッド
ハニカムのデザインが良い。
イヤークッションにはスポーツブランドからインスパイアを受け、通気性と遮音性という要素を兼ね備えたAirWeaveを採用。
蒸れを防ぎ涼しく快適な装着感を維持します。
2019 Editonは従来よりクッションの厚みを増しています。
これは浅すぎてスピーカーに耳が当たってしまう、という声に対応し、より優れた快適性を発揮する為の変更です。(Amazonより引用)
とのこと。
形状はオーバーイヤー型、いわゆる耳に覆い被さるタイプです。
ジャージのようなメッシュで、ムレもほとんどなく快適です。
細かいことにこのイヤーパッド、内側の奥が合皮製なんですよね。音を吸収しないためなのかわかりませんが、芸が細かいです。
程よく柔らかい感触で、頭部との隙間を埋めてくれるようにフィットするのでつけていて心地よいです。
スイーベル機構
持ち運び時に便利なスイーベル機構(たいらになるやつ)
出先でスプラトゥーンする時にとっても便利。
まあマイクがガッツリついているので左右を間違えることは少なそうです。
全体的な使用感
快適。
とってもいいですね。
側圧が少し強め(それでもhyperXやLogicool製と比較して弱い方)だったので、丁度いい本なんかを挟み込んで間を広げてやるといい感じに弱くなりました。
側圧が強いほうが臨場感は上がるので、このあたりは人の好みによりますね。
この片側でドライバーを支えながら、かつ装着感の向上につながる角度調整を行っているというデザイン性と機能性を両立させた設計思想には感服しました。超かっけえ。
ゲームでの使用感
では実際にゲームでの使用感を試します。
環境はPS4にASTRO MIXAMP TR(2019)、イコライザー設定はフラットです。
音質、定位感、ともに良し。
敵の位置が明確にわかります。
APEXがたのしくなりますね(小並感)
音質
【iOtaku的音質評価】
高音域・・・星3 ⭐⭐⭐☆☆
中音域・・・星5 ⭐⭐⭐⭐🌟
低音域・・・星4 ⭐⭐⭐⭐☆
空間表現・・星5 ⭐⭐⭐⭐🌟
迫力・・・・星3 ⭐⭐⭐☆☆
かなり良い。
中音域にピークがある「かまぼこ型」のチューニングです。
俯瞰するとフラットですが中高音域にピークがあるので、解像度は高いように感じます。
一部の人には、「高音域が刺さる」ように感じるかも。
音の分離感はさすがゲーミングヘッドセットというだけあり、音に包み込まれるような立体感を楽しめて聞いていてとても楽しいです。
特にレコーディング、マスタリングに力を入れているアーティスト、凛として時雨やサカナクションといった系統の曲が聞いていて最高です。
色んな場所から音が鳴っている感覚です。
これは思わぬ恩恵ですが、足音やチャット音声をきれいに流す目的でチューニングされた影響で、女性ボーカルの息遣いや質感がとても良く表現されており、聞いていて驚きました。
サウンドプロファイル
めちゃくちゃフラット(すごい)
波形で見ると際立ちますね。
ゲーミングヘッドセットには、ゲーム音だけに特化して波形がめちゃくちゃ、音楽がまともに聴けないような製品も多いのですが、
この製品はおかしな波形の周波数帯もなく、流石は300ドルクラスのオーディオドライバーを名乗るだけあります。
また、モニターヘッドホンなどと比較すると、重低音と中高音域にピークがあるので音楽を楽しく聞くことが出来ます。
また、正確な周波数特性は音の正確さにも直結するので、ゲームにもとても大事な要素と言えます。
同価格帯との比較
同価格帯でいうと「HyperX Cloud Alpha」や「Logicool G G433」といった所と競合すると思います。どのヘッドホンも使ったことがありますが(メルカリで売り飛ばしましたが)、定位感に関しては同じレベルくらい、10度〜15度ほどまで定位を絞り込める分解能を持っています。
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ハイパーエックス(HyperX)
ですが、音質という観点で比較すると、上の2機種はややくぐもった音質になるのに対して、 SteelSeries Arctis 3 の音質は非常にクリアです。音楽が好きな僕にとってはここは譲れないポイントでした。
また着用感は言うまでもなく圧勝ですね。早く出会いたかった。
まとめ
- 最高の装着感
- ゲーム用には惜しい音質
- 派手派手しくなくミニマルなデザイン
買いです。
アンダー1万円台では最強ではないでしょうか。
ですが、欠点を挙げるとコストカットの為、USB接続機能やEQ機能がないので、PCユーザーの方や、ゲーミングアンプを持っていないという方には、もう一つ上ランクの SteelSeries Arctis 5 (2019 Edition)がおすすめです。2000円程度の差でUSB接続、7.1chのバーチャルサラウンド、LEDイルミネーションが付きます。正直破格です。
ですが、NintendoSwitchユーザーや、オンラインチャットでの使用目的で購入される方にはベストバイであると言えます。超おすすめです。
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SteelSeries