皆さんこんにちは。iO管理人のRyota(Twitter)です。
今回は、ゲーミングキーボードでありながらロープロファイル、そしてワイヤレスのキーボード「Razer DeathStalker V2 Pro Tenkeyless」を発売日に購入、1、2ヶ月ほど使用してみたのでレビューしていこうと思います。
Razer DeathStalker V2 Pro Tenkeyless
メリット
- 最高の打ち心地
- 日本語配列にあるまじき圧倒的シンプルデザイン
デメリット
- やや皮脂汚れが目立つ
- 恐ろしく電池減りが早い
【更新情報】
2024/10/12に、最新の情報に更新しました。
Contents
Razer DeathStalker V2 Pro Tenkeylessについて
近年のPCゲーブームに追従するように市場に広まった「ゲーミングキーボード」、
現在では様々な種類、形状の製品が世に出ています。
そんな中でも、なかなか少数派であり選択肢が限られるタイプ「ロープロファイルキーボード」というものがあります。
ロープロファイルキーボードとは、「ロープロファイルキースイッチ」という背の低いスイッチを搭載したキーボードのことで
アクチュエーションポイント・リセットポイントが短く、
キーの反応が速いことがゲーミング用途ではメリットになります。
他にも有名どころだと、Logicool G G913 TKLやFILCO Majestouch Stingrayなどが挙げられますが、
デザインがしっくりくるものが無く、見送っていました。
外観レビュー
全体
Razer製品であるかを疑うシンプルさ。
天板は5052アルミ合金です。高級感があります。
ロゴ部は光の加減で見えたり見えなかったりといった具合。
主力マウスであるRazer Viper V2 Proのロゴと同じマットな印字です。
奥側面
奥側面には電波の送信部とコンパネが集中しています。
奥側面コントロール部
奥側面の左側には接続先を3台まで登録・切り替えができるボタンと、
Bluetooth・2.4Hzワイヤレスの切り替え兼用の電源スイッチがあります。
奥側面中央部
USBの端子はtype-Cで、有線接続ももちろん可能。
メディアコントロール
右上にはメディアコントロールとして
- マルチファンクションローラー
- メディアボタン
の2つを搭載。
どちらも金属製で、触るとひんやりとしており高級感があります。
押し心地は「カチカチ」と音がなります。キーボード本体の軋みも見られず操作感はかなり良好。
なお、右側ローラー部は押し込みが可能で、僕はスピーカーのミュートに使用しています。
マルチファンクションローラーとメディアボタンが搭載されているため快適な操作が可能です。メディアボタンは、再生や一時停止、楽曲のスキップを簡単に操作でき、ローラーは上に回すと音量が大きくなり、下に回すと小さく調節できます。
Amazon商品ページより
後述しますが、使用感は「非常に便利」で、誇張ではなく毎日使っています。
キーキャップ・スイッチ
ダブルショットABSキーキャップ
キーキャップはマットな加工になっているABS製。
超耐久性コーティングのレーザー刻印キーキャップ – 究極の耐摩耗性と耐傷性
ダブルショットABSキーキャップよりも耐摩耗性と耐傷性に優れた設計と超シャープでクリーンな見た目の刻印を採用しています。また、タイピングしやすいバックライト付き補助刻印や、明るく均一に輝くキー単位で設定できるRGB LEDを搭載し、究極のライティングを実現します。
Amazon商品ページより
とのこと。ダブルショットであることと素材の仕上げがいい感じなので、安っぽさや印字の耐久性などの不安はありませんでした。
さらさら、でもなくざらざらでもない、、、しっとり滑らか?な触り心地です。
薄型オプティカルスイッチ (リニア)
キースイッチには「Razer 薄型オプティカルスイッチ (リニア)」が採用されています。
Razer 薄型オプティカルスイッチ (リニア) – 信頼性の高い超高速アクチュエーション
Razer オプティカルキーボードの特質である高速レスポンスを継承し、アクチュエーション距離をわずか2.8mmに短くしてキー移動を短縮した驚異の薄型スイッチ設計により、ゲーマーのキーストロークをさらに高速化することを実現。7,000 万回のキーストローク寿命のテストで確認されており、優れた耐久性で摩耗を抑え、長期間にわたって最高のパフォーマンスを発揮します。
Amazon商品ページより
薄型の赤軸、といった印象で「スコスコ」と小気味の良い音がします。
使用感レビュー
ここからは、実際に使用してみての使用感をば。
薄さは正義
巷にあふれる高級キーボードやゲーミングキーボードは基本的にかなり分厚く、長らくメインのキーボードが「Apple Magic Keyboard」だった僕には合わず、メカニカルにはあまり手を出さずにいました。
しかしながら、ついに発売されたRazer薫製ロープロファイルキーボード。
その薄さと高いスペックは、値段に目をつぶるには十分に足りる魅力を持っていました。
結局、キーボードの負担はキースイッチの反応やキートップの素材感等ではなく「いかに手首に負担がかからないか」で決まると思っているので、限りなくフラットなデザインに近づけば近づくほど快適。(だからこそ高級キーボードはパームレストとの併用をよく見かけるのでしょう)
遅延やたわみなどのストレス要素は皆無
流石にゲーミング使用を想定しているだけあり、諸事情でこの期間注に大体10万字ほど打つ機会がありましたが
遅延は全く感じられませんでした。
流石の安定感です。
また、摺動感の少なさは特筆すべきものがあります。
キーの剛性も高く、両手で持ち上げて振っても「カチャカチャと鳴らない」設計のため、
キーキャップのどこを叩いても同じ打鍵感である点は、打ち心地の良さに直結するメリットでした。
キートップのテカりも気にならず、使用感はかなり上々、快適です。
ただ、皮脂汚れが光の当たり方によっては目立つ印象です。
日本語配列でありながら驚くほどシンプルなデザイン
「Enter」の形から見て取れるように、今回購入したのは日本語配列。
非常にシンプルです。
つい忘れがちですが、Razerのキーボードとは思えないシンプルさもお気に入りのポイント。
「ロープロファイル」であり「シンプルなデザイン」のWin向けキーボードだとほとんど唯一の選択肢ではないでしょうか。
ライティングもまあまあ綺麗
Razer Chromaに対応していることや、1,680 万色に光ることからも、
虹色に輝く機能が搭載されていることは想像に難しくありません。(勿論虹色に輝き散らかします)
正直ライティング機能は使用しないかな、、と思っていたのですが、
Razer製品の操作ソフト「Razer Synapse」からクイックで設定できる「ファイヤ」というライティングがちょっといい感じでした。
焚き火っぽく穏やかにメラメラしてくれるので見ていて楽しい。
白一色固定も可能
ライティングはソフトからホワイト一色常時点灯にもカスタム可能です。
RGBが目まぐるしく変わるケバい演色が苦手な方にもおすすめ。
ちなみに光量も細かく指定できるため、お好みの明るさにも調整可能です。
バッテリーは信じられないくらい減りが早い
ここまで大絶賛でしたが、デメリットが1つ。
通常使用で、大体3日でバッテリーの残量が消え去ります。(2.4Hz使用)
Bluetooth接続&ライティングオフでもう少し長くなる印象ですが、お世辞にもバッテリー持ちが良いとは言えない印象です。
ちなみにバッテリー残量は、左LED部から判別可能で
「fn+end」で4段階にて見ることができます。
せめてせめて2、3倍の容量は欲しかった、、、性能とのトレードオフといったところでしょうか。
まとめ
Razer DeathStalker V2 Pro Tenkeyless
メリット
- 最高の打ち心地
- 日本語配列にあるまじき圧倒的シンプルデザイン
デメリット
- やや皮脂汚れが目立つ
- 恐ろしく電池減りが早い
3万超えの「高級」の部類に入るキーボードではありますが、
使用してみての満足度や快適さは、値段の価値を超えるものがあります。
それは単にゲーミング使用だけでなく、事務作業にも遺憾なく発揮されるメリットです。
ゲーマに限らすPCをある程度使用される方に、非常におすすめです。