皆さんこんにちは。iO管理人のRyota(Twitter)です。
MacBook Airを購入してから半年あまり、デスクトップにもせまる性能と安定性でとても快適に感じています。
僕はMacBookを外部モニターに接続する際、今まで小さなUSBハブを使用していましたが、今回は接続ポート数の関係やモニターの解像度の変更を受け、ドッキングステーションに鞍替えしました。
サンダーボルト非対応となる本製品でしたが、MacBookとの相性はとても良かったです。
以下実際に使用してみてのレビューになります。
Anker PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock
・これは何?
ドッキングステーション
・ここすき
コスパの良さ
ポート数の豊富さ
・うーん
横置きできない
HDMI規格に注意が必要
・総評 ⭐⭐⭐⭐
星4・かなりオススメ
最新モデルが現在発売中です!
【更新情報】
2024/08/14に、最新の情報に更新しました。
Contents
付属品
かなり大きな箱から出てくるのは以上3点。
本体と電源ケーブルのセットです。
外観
主に縦に据え置いて仕様するデザインになっています。
外装はプラスチックですが、安っぽい印象は特にありません。
前面ポート
前面にあるポートは以下の通り。
- microSD&SDカードスロット (SD 3.0 UHS-I 対応)
- 3.5mm オーディオジャック
- USB-C PD ポート (10Gbps, 5V=3A / 9V=2A)
- USB-C 3.0 ポート (データ転送用 10Gbps, q5V=1.5A)
- USB-A 3.0 ポート (データ転送用 5Gbps, 5V=1.5A)
上部のヘアライン仕様のボタンは電源です。
ドッキングステーションに電源があると、USB接続している外部機器が常時ON状態にならずに済むので、外出時などはとても便利です。
裏面ポート
裏面ポートは以下の通り。
- HDMI 2.0 ポート×2
- USB-A 3.0 ポート (データ転送用 5Gbps, 5V=0.9A) ×2
- DP 1.4 ポート (ディスプレイポート)
- イーサネットポート
- USB-C ポート (10Gbps,85W) ※本製品とノートPCの接続用ポート
- DC入力ポート (20V=6.5A)
PCとの接続用ポートが裏面にあるのは、ケーブルの取り回しが綺麗になるのでとても助かります。
HDMIが(4K60p HDRで)使えなかった話
僕は基本的に配線と接続機器の関係から
デスクモニター → HDMIハブ → 各接続機器
と、かなり長い取り回しをしています。
しかしながら、今回4KHDRのモニターを導入すると、私のこれまでの環境ではHDMIでは「4K HDR 60p」が出力できない問題が発生。
ケーブルの区分 | バージョン | 帯域幅 | 主な解像度とフレームレート | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
ウルトラハイスピード | Ver.2.1 | 48Gbps | 7,680×4,320・60p 3,840×2,160・120p | ・8Kに対応 ・10K解像度もサポート | |||
プレミアムハイスピード | Ver.2.0a | 18Gbps | 3,840×2,160・60p | ・HDRに対応 | |||
Ver.2.0 | 3,840×2,160・60p | ・4K/60pに対応 ・アスペクト比21:9に対応 | |||||
ハイスピード | Ver.1.4 | 10.2Gbps | 4,096×2,160・24p 3,840×2,160・30p | ・3D映像に対応 ・4K/30pに対応 | |||
Ver.1.3 | 2,560×1,440・75p | ・Deep Colorに対応 | |||||
スタンダード | Ver.1.2 | 4.95Gbps | 1,920×1,200・60p |
ややこしすぎるHDMI規格
4KHDRで60pを出力するには「Ver.2.0a」のHDMIが必要でしたが、Ver.2.0a対応の長めのHDMIケーブルが見当たりませんでした。
これややこしいのが「Ver.2.0」だとダメなんですよね(HDRが使用できない)
こういうやつ
できるだけケーブル長を確保して配線をスッキリさせたいという僕自身の願望から、今回は長さが確保できるDisplayPortを別で手配しました。
これは知らなかったのですが、DisplayPortの方が性能自体は高いみたいです。
使用感
ここからは実際に数週間使用してみての使用感を。
動作は良好
M1 MacBook Airにて使用していますが、動作は非常に安定しています。
4K HDR 60pもしっかり出力出来ており、映像の乱れや動作の不安定さも全くありません。
電源ボタンが意外と便利
ドッキングステーションに電源ボタンがあると、常時接続のオーディオインターフェースやマイク等の電源をいちいちUSBを引っこ抜いて落とさなくても良くなるので、長時間使用しない際などはとても便利です。
またスリープからの復帰も問題なく機能しているので、電源まわりで欠点は全くありませんでした。
Thunderbolt非対応でも十分活用可能
私自身大量のデータを扱う身ではないので、そこまで通信速度にこだわりはありませんでした。
日常使い程度であれば、速度でネックになる作業はほとんどないと思われます。
しかしながら、やはり外付けのSSDをぶん回す方は、Thunderboltに対応したドッキングステーションの方が良いかと思います。
まとめ
巷でMacBookに公式対応している多ポートのドッキングステーションは、どれも2万円を超えてくる高額製品が多いです。
しかしながら本製品は、1万円台と比較的コスパがよく、かつ性能も必要十分でした。
ドッキングステーション選びに困られている方には、とてもおすすめの製品です。