皆さんこんにちは。iO管理人のRyota(Twitter)です。
今回は、Sennheiser MOMENTUM True Wireless 3(Graphite)のレビューです。
ついに名門Sennheiserから、シリーズ最新作のTWSがフルモデルチェンジし発売されました。
デザインもさることながら、音質面での大幅な進化をしています。
以下、実際に使用してみてのレビューです。
Sennheiser MOMENTUM True Wireless 3 (Graphite)
・これは何?
ワイヤレスイヤホン
・価格
36,300円 (Amazon)
・ここすき
サイズを超えた圧倒的なワイドレンジさ
確かに向上した装着感
モニター機を想起させる解像度の高さ
・うーん
EQ調整機能はやや大雑把
・総評 ⭐⭐⭐⭐⭐️
星5・とてもオススメ
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ゼンハイザー(Sennheiser)
【更新情報】
2023/01/20に、最新の情報に更新しました。
Contents
開封の儀
Sennheiser製品の特徴でもある、統一感のあるパッケージです。
尚、今回はAmazonにて限定販売のカラーであるGraphiteを選択しています。
綺麗なパッケージングです。
付属品一覧
付属品は比較的簡素です。
- イヤホン本体
- USB-C to Aケーブル
- イヤーピース4ペア
- イヤーウイング3ペア
- 取扱説明書
イヤーピースの数は比較的簡素ですが、グリップを向上させるイヤーフィンもS/M/L(Mは本体装着済み)と3サイズ付属。
換装不能かと勝手に思っていたため、意外でした。
外観レビュー
本体
それでは、まず外観のレビューから。
グラファイト、非常にいい感じの色味です。
高級感と存在感がありつつ、派手さの抑えられた華やかさ。
ちなみにカラーラインナップは、ブラック、ホワイト、グラファイトの3色展開。
ブラックとグラファイトが5月20日に、ホワイトは夏以降の発売になるとのことです。
本体前面
筐体はプラスチックです。
ロゴのヘアライン加工が綺麗で、高級感がありますね。
なお、このロゴ部はタッチセンサーになっています。
使用感は後述しますが、感度は非常に良好。
本体裏面
裏面には充電端子と左右表示が。
状態を表すLEDも裏面です。
本体ケース
本体ケースは、Sennheiserお得意のファブリック仕様。
この質感。たまらんのです。
ケースはqi充電に対応
Sennheiser MOMENTUM True Wireless 3の充電ケースは、qi規格のワイヤレス充電に対応。
筆者個人的にこの点は非常に非常に嬉しいポイントです。
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ゼンハイザー(Sennheiser)
各重量
ケース+本体
片耳のみ
重さに関しては特筆すべき点もありません。
許容範囲内です。強いてあげるならケース重量がすこーしだけもっさりしてるかな?
イヤーピースのお話
MOMENTUM True Wireless 3に付属するイヤーピースですが、どうにも自身の耳とのフィット感が芳しくありませんでした。
具体的には、密閉感が落ちる印象。
そこで以下のイヤーピースを試用。
ついでなので、両者の着用イメージを併記しておきます。
他社製イヤーピースの着用イメージ
AZLA SednaEarfit Crystal
水月雨(MoonDrop) 清泉-SpringTips
個人的な着用感の良さから、今回は水月雨(MoonDrop) 清泉-SpringTipsを選択しました。
ちなみにAZLA SednaEarfit Crystalの場合、重低音がやや強めになる印象。
水月雨の場合は比較的音質の影響が少ないため、純正イヤピに近い音が聞けました。
MOMENTUM True Wireless 3の操作方法
MOMENTUM True Wireless 3のペアリング方法
ペアリング方法は、両イヤホンを「3秒間」ホールドでペアリングモードに切り替えを行って接続、といった流れです。
MOMENTUM True Wireless 3の基本操作方法
再生、停止、及び曲のスキップ等はオーソドックスな操作方法です。
下記では、その他機能のデフォルト操作をご紹介します。
「左」1回タップ
▶︎トランスペアレントモード(外音取込)
「左」3回タップ
▶︎ノイキャン切り替え
「左」「右」長押し
▶︎音量操作
なお、これらの操作はアプリよりカスタムが可能です。
音質レビュー
iPhone12 Pro及びMacBook Airにて試聴。
また今回はAndroid機でのaptX接続での試聴も行いました。
なお、購入直後ということもあり、Chord & Majorさんのエージングツールを使用して簡単に慣らし運転を行った後、レビューしています。
傾向はややドンシャリに見せかけたフラットで、音場はかなり広めです。
かなり元気めのサウンドでありながら、気になる帯域の出っ張り等も感じられません。
十分な音圧で気持ちよく聞くことができます。
- 低域の解像度が高いが故に、ドンシャリ傾向に聴こえるほどのレンジの広さ
- 同価格帯最高の解像度と定位感
- 低音域から高音域まで滑らかなチューニング
「ドンシャリ傾向に聴こえるほどのレンジの広さ」というニュアンスがなんとも伝えづらいのですが、
良い例がこれしか見つかりませんでした。「IE400Proみたいな音」です。伝われ。
では実際に曲を聞いてレビューを。
RockSound
コンポーザーであるn-buna氏とスタジオの技術で生まれる「音圧を担保しつつダイナミックレンジをできるだけ殺さない、立体感のあるマスタリング」が非常に高いレベルで感じられます。
DARKGLASSのベースの歪みから、ボーカルのウィスパーボイスの高いところまで正確に、質感を持ちながらちゃんと鳴らしてくれます。
レンジが非常に広いが故に、低音域から高音域まで、ロックサウンドであれば見通せない帯域は無いほどです。
余裕を持って鳴らしてくれます。
非常に深い低域から、高音域まで見通しよく鳴ってくれているため、
正直他社のtwsとの比較は難しいレベル。
あたかも有線イヤホンで音楽を聴いているかのような錯覚に陥るレンジの広さです。
JazzSound
珍しい5/4拍子で有名なジャズナンバー、TAKEFIVEです。
解像度が高い分、楽器ひとつひとつのディティールが細やかに伝わってきています。
重低音に関しても、ただブーミーで迫力ある低音があるわけではなく、輪郭が正確に掴めるような解像度の高い重低音がなっている分、Jazz等の音源は非常に聴き心地が良い印象です。
また、解像度が高いと表現していますが、いわゆるモニターサウンドのような正確で固すぎるような音ではなく、
幾らかリスリングライクな、柔らかく心地の良いサウンドになっています。
長時間聴いていても疲れない、そんなニュアンスです。
EDMSound
みんな大好きZedd, Alessia Cara – Stayです。
特に前モデル(MTW 2)と比較して、低音域の増強が図られている進化が如実に感じられます。
ローエンドまできっちり鳴っています。
物足りなさは一歳感じられません。
迫力ある重低音から、キラキラとしたサウンドエフェクトまで歪み感なく聞かせてくれます。
ノイズキャンセリングの効果レビュー
ノイズキャンセリングについては、かなりいい感じといった具合です。
【iOtakuによるノイズキャンセリング評価】
総合評価・・星4 ⭐⭐⭐⭐☆
対騒音性能・星4 ⭐⭐⭐⭐☆ (カフェの騒音程度)
圧迫感・・・星5 ⭐⭐⭐⭐🌟 (耳圧はほとんどなし)
賑わっているカフェの雑踏が消える程度のノイズキャンセリング力です。
電車の走行音などに対しても、ほとんどカットしてくれます。
構造自体の密閉性能は高いことも相俟って、非常に良好な効き具合です。
また圧迫感のなさは見事です。非常に自然なかかり方をします。
AirPods ProやSONYのXM4等と比較すると、ややノイズキャンセリングのクオリティは低下しますが、
それでも日常使いでは十分な性能であるように感じます。
この点に関しては、音質を取るか静音性を取るかで住み分けができそう。
まとめ
GOOD
サイズを超えた圧倒的なワイドレンジさ
確かに向上した装着感の良さ
モニター機を想起させる高い解像度
BAD
特になし
実はiOtaku、メインの有線イヤホンはSennheiser信者にも関わらず、
前期種であるMOMENTUM True Wireless 2(木綿2)を諸々の理由でメイン機に据えていませんでした。
しかしながら今作、2年の時を経てSennheiserのフラッグシップ機として生まれ変わった木綿シリーズの最新作は、
全方位で死角の無い非常に高い完成度を誇っていました。
これからはメイン機としてお世話になろうと思います。
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ゼンハイザー(Sennheiser)