世界一身軽なメカニカルです。
皆さんこんにちは。
iOtaku管理人のRyota(@iOtaku_R|Twitter)です。
先日、iPad Air4購入し、外出先の作業環境も少しずつiPadに移行しようと企んでいます。
そこでずっと悩んでいた「最高のiPad用キーボード」問題、ついにこの形に落ち着きそうなのでご紹介しようと思います。
打ち心地、最高です。
Nutype f1
・これは何?
モバイルキーボード(メカニカル)
・価格
$95.95 USD (Nutype)
・ここすき
細部まで練られた設計
圧倒的なコスパ
・うーん
キーボード充電端子がMicroUSB
・総評 ⭐️⭐️⭐️⭐️☆
星4・かなりオススメ
【更新情報】2022/04/03に最新の情報に更新しております。
Contents
開封の儀
今回入手したのは初回限定版のパッケージ仕様のもの。
黒ベースにオレンジ色のハイライトがいいですね。
外観レビュー
では、実際に外観のレビューです。
本体
いわゆる60%キーボードです。
Fnキーが排された実用レベルでは最小のキーボードと言えます。
隅々まで余分なフレーム無く、ぎゅっと詰まっている感じが非常にグッド。
裏は鮮やかなオレンジ色のラバー素材です。
凹凸は後述しますが、ノートPCのキーボード上でも滑らないようにするための滑り止めです。
ここすき。
NuPhyは企業名で、右隣の筆記体はこのキーボードのデザインを手がけた「studioREO」という会社のロゴです。
筆記体の企業ロゴってどうしてこんなに映えるんでしょうね。大好きです。
オレンジ色のラバー部分は横から見るとチラ見えします。
無骨なブラックの本体とのコントラストが最高におしゃれ。
側面はアルミニウム素材で覆われています。
サラサラとした仕上げで、質感と剛性を両立しています。
たわみも全くなしです。両手で持って捻っても微動だにしませんでした。
このキーボードは3つの機械と接続が可能で、それぞれ「FN+Q」「Fn+W」「Fn+E」で切り替え可能です。
ちなみに有線で接続して使用している状態だと、一番右のLEDが赤く光ります。
キースイッチ
キースイッチには、Kailh Low Profile Switchesが使用されています。
メカニカルの打感を保ちつつ、非常に薄く設計されているキースイッチです。
今回は茶軸を選択しました。
打感もそこそこ、音もそこそこな良いとこどりキーです。
操作部
側面には動作切り替えスイッチとUSB-C端子があります。
充電端子がUSB-Cなのは嬉しいポイント。
このスイッチは3段階に切り替えが可能で、
手前から「Bluetooth接続モード」「電源オフ」「有線接続モード」になります。
有線使用か無線使用かを物理キーで制御できるのは、地味に嬉しいポイント。
保護ケース
このキーボードは、モバイルでの使用を前提に設計されているので、キャリーケースが標準で付属しています。
その付属品ですが、「このまま製品化して売っても良いレベル」で、クオリティが非常に高いです。
キーボード本体がぐるっと入るタイプです。
ただの保護ケースだけでなく、こうしたデザインに妥協がない感じが最高。
完全に伸ばすとこんな感じです。内側はマイクロファイバー地になっています。
キーボードが乗る面にはそこそこ強いマグネットがついているので、「パコっ」と良い音がなってキーボードがピッタリ引っ付きます。
おかげで全くずれません。
そしてこのキーボードケース、ただケースとしてだけでなく、こうしてスタンドにもなります。
サイズはちょうどiPad(11inch)とiPhoneXsが並んで乗るくらいです。
ケース自体の剛性もしっかりあるので、タッチ操作も全くぶれず、安定しています。
使用感
では、ここからは実際に使用してみて感じた使用感です。
光る機能はあんまり使わない
ゲーミングキーボードばりにピカピカ光るこの子ですが、僕自身はこの機能を切って使用しています()
光物が好きな方にとっては嬉しい機能でしょうが、正直光ることのメリットに「かっこいい」以上のメリットがないように感じます。
(もちろん「かっこいい」に理由はいらないのは承知の上)
打ち心地は最高
僕は今、Apple Magic Keyboard2をメインの環境のキーボードとして使用しています。
巷には「高級キーボード」というものもありますが、様々なキーボードを試用した結果、僕自身がどうしてもあのキーストロークの深さに疲労感を感じてしまっていて、メカニカルキーボード自体を倦厭していました。
少ない力でタイピングを続ける事ができるのが薄型キーボードの長所ですが、同時に指への跳ね返りも大きいので力加減には案外気を使います(もちろんもう慣れてはいる)
しかし、世の中の「モバイルキーボード」はあまりに「薄すぎる」ので、疲労感云々の前に「打ちにくい」という問題がつきまとていました。
メール文のような数百字で済む軽作業や、キーボードをメインで使用しない作業であればそれでも十分ですが、やはり数千〜数万字をコンスタントに打ち続ける、レポート執筆やブログ編集といったライティングの作業となると、薄すぎるモバイルキーボードは到底実用レベルにありませんでした。
もちろんMagic KeyboardはiPadでも使用可能ですが、あまり外に連れ回して壊したくないし、そもそもモバイル使用を前提に設計されていません。
iPadで執筆作業がしたい。でもモバイルキーボードは打ち心地が悪い。
外にも持って行く前提で、操作感も良くて、デザインもかっこいいキーボード。
そんな人間のわがままを叶えてくれたのが、このNutype f1でした。
「タイピング」が楽しい
今回初めてサブ機/モバイル機として茶軸のメカニカルキーボードを購入し、キーストロークの深さにおっかなびっくりしながらパチパチ叩いていましたが、これすごく良い。
深いキーストロークの、底に当たらない感覚が苦手だった僕でも心地よく使えます。
メカニカル特有の「スコスコ」感を十分に感じられ、かつ若干の「底打ち」感もあるので力加減がわかりやすく、すぐ馴染めました。
指にかかる跳ね返りの負担もないので、「無意味にタイピングしたくなる」そんな打ち心地です。
買って3日くらいは寿司打などでずっとパチパチ打っていました。
Mac/iPad向けの、専用設計でしか叶わない快適さ
実際、確かに同サイズでメカニカルのモバイルキーボード自体はちらほらありました。しかし、フレームが妙に分厚い、そもそもWindows用配列、モバイル使用はおまけ程度、よく分からない中華製、数万円台とめちゃくちゃ高い、などなど、決定打となるような製品がないのが実情でした。
そんな中で僕が出会ったのが、クラウドファンディングから生まれたこのキーボードでした。
「MacBookのキーボードってクソ!!」というかなり強いメッセージと共に生み出されたこのキーボードは、現役のプログラマー集団がノートPCの上にお気に入りのキーボードを置いて使用する「尊師スタイル」を、MacBookでも快適に行えるように開発されたプロダクトです。
背面の独特な滑り止めが、Macのキーボードにフィットするように設計されていて、キーボードの上に直接載せてもMacのキーを圧迫しないように作られています。
またMacBookでの使用を前提に開発されているだけあり、Touch Barがちゃんと隠れず使用できるサイズ感。
もちろんMac向けの「Cmd」「Opt」「英字・かな」キーの配列はそのままなので、キー配列由来の違和感もほぼなし。
これだけ考えられていて、「モバイル前提」のプロダクトは、他にはないのではないでしょうか。
まとめ
「モバイル用」で「メカニカルキーボード」で「Mac・iPad用」であるキーボードとしては、ほぼ唯一の選択肢になりますが、クオリティも上々、所有欲を満たしてくれる良いキーボードでした。
メカニカル好きの方にも、そしてメカニカルを使ったことがない方にも、非常におすすめです。
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