音域のレンジが、大きく拡張されて、前に出てきます。
皆さんこんにちは。iOtaku管理人のRyota(@iOtaku_R|Twitter)です。
前回の記事では「FX-AUDIO- TUBE-01J」のレビューを行いましたが、今回は同社が販売している「付属のより良い真空管」であるミルスペック選別グレード品を購入しましたので、どのような音の変化があったかレビューしていきたいと思います。
正直こちらを標準にしてもいいくらい、明確な差がありました。
FX-AUDIO- TUBEシリーズ 6J1「ミルスペック選別グレード品」
・これは何?
真空管
・価格
1400円(Amazon | FX-AUDIO- TUBE-01J ・2020/10/1時点)
・ここすき
手軽に真空管を試せる値段設定
低音域、高音域のレンジが広くなった
・うーん
ロゴは製造年月によって変わるみたい
・総評 ⭐️⭐️⭐️⭐️✫
星4・かなりオススメ
【更新情報】
2022/06/16に、最新の情報に更新しました。
Contents
開封の儀
割れ物なので、封筒型のダンボールで届きました。
パッケージは非常に簡素で、こじんまりとしています。
表記を見る限り1982年8月製のようです。
僕よりも20も年上の真空管さんです。
中には真空管が2つ。
一つ一つプチプチで包む梱包が為されていました。
外見レビュー
印字されたロゴが元々プリアンプに付属していたものとは少し違うよう。
左が今回購入したものです。
形が若干整っているみたいですね。
メーカーの紹介には、次のようにありました。
選別グレードの中でも同一時期生産品の同一箱でペアリングしておりますので、特性については申し分無い状態です。人民解放軍のデッドストック放出品です。空軍レーダーの保守用としてストックされていたもので、特性の揃った最高品質の真空管です。
レーダー機器に使う予定だったのであれば、ミルスペックという呼称も納得です。当時の最先端技術だったわけですね。
では、エージングもしながら、音質レビューです。
音質レビュー
オーディオ機器といえばエージングですが、真空管も勿論例に漏れず、エージング必須です。
最初の音出しでは、「前のほうが良くね?」となりますが、音楽を再生させたり数日間オンオフを繰り返します。
変化には暫く時間を要すると思いましたが、音の傾向の変化には案外早く気づけました。
すぐ鳴らした結果
なんとなく音が細く、倍音にも富んでいない。
「前のやつのほうがいいな」ってなる音です。
30時間ほど鳴らした結果
めっっちゃ良くなりました。
具体的には「低音から高音までのレンジが広くなり、音のきめ細やかさが増した」といった感じです。
いままではベースとドラムのキックの低音域が音量によってごちゃごちゃしていましたが、音量を絞っても、ちゃんと鳴らしても「はっきりと音像を結ぶ」ようになりました。
低音の変化は凄くて、極端な例ですが、いままでEDMなんかは聴く気になれなかったのです。ですがこの真空管なら鳴らせます。気持ちのいい低音ちゃんと出てます。
もっと早く試せばよかったかも。
まとめ
特級グレードの名は伊達ではなかった。
非常に良い方向への音質向上が見込めます。
真空管プリアンプをお持ちの方は、是非試してみてください。