
皆さんこんにちは。iO管理人のRyota(X/Twitter)です。
今回は、「HUAWEI MateView 有線接続モデル」の使用レビューです。
昨年に発売されたモデルから、無線接続機能等を排したシンプルなモデルです。
機能がシンプルになった分、より洗練されたデザインに仕上がりました。
HUAWEI MateView HSN-CAA

・これは何?
USB-Cが可能な4K+モニター
・ここすき
アルミニウム筐体の美しいデザイン
キャリブレーション済みのIPS液晶
・うーん
USB-Cポートは背面にして欲しかった
モニターアームが使用できない(スタンドが分離しない)
・総評 ⭐⭐⭐⭐🌟
星5・かなりオススメ
【更新情報】
2024/08/13に、最新の情報に更新しました。
概要

HUAWEI MateView HSN-CAAは、2022/3/22にマイナーチェンジモデルとして発売されたモニター。
主に前機種から、HUAWEIのスマホとの無線通信接続機能といった独自機能を廃し、よりシンプルな機能に特化させたモデルです。
特にノングレアで4K+の解像度、それでいてDCI-P3の98%の色域と500nitの明るい光度。
MacBookシリーズの美しいRetinaディスプレイに引けを取らない、非常に美麗なモニターになっています。

その性能もさることながら、何よりデザインがとってもいい感じ。
360度かっこいいモニターは、同価格帯には存在しないような唯一無二なモニターです。
開封の儀

いざ開封。

梱包はかなりしっかりめ。発泡スチロールでサンドされていました。


商品とは全く関係ないですが、この包装を剥がす瞬間がかなり好きですね。

本製品、結構鏡面パーツが多めで、薄いフィルムも多めです。
内容物



内容物は以下の通りです。
- USB-Cケーブル(C to C 1.0m)
- Mini DP to DPケーブル(1.5m)
- 135W USB-C ACアダプター(専用電源アダプター)
- 各種取説類
個人的にはDPケーブルが標準で付属する点がいいですね。
(4K+,HDRをフル出力する際にHDMIの規格周りを考えるのが面倒)
外観レビュー
ここからは外観レビューをば
前面

このアルミの塊から切り出して作りました感がとっても良い感じ。
前面にはロゴすらありません。
背面

背面にはロゴと各種ポート類が。
「HUAWEI」ロゴは鏡面仕上げです。

全てのグレーの部分がアルミ、というわけではなく、
樹脂製のパーツとのハイブリッド構造です。
各種ポート類

ポート部は以下のような構成になっています
側面ポート

- USB-C x 1(ディスプレイ、データ転送、最大65 Wの充電電力)
- USB-A 3.0 x 2
- 3.5mmヘッドセットとマイク2-in-1ジャックx1
背面ポート

- USB-C x 1(135 W電源のみ)
- HDMI 2.0 x 1
- MiniDP x 1(DP1.2)
アーム部

HUAWEI MateViewはスタンド側で高さが無段階調整できます。


動きは結構滑らかで、ブレもなく思った通りの場所で止まってくれる、程よい抵抗感です。
また、可動域と配線のポート部は分離されているため、ケーブルのあれこれをあまり考えずに
即座に高さ調整が可能な点は好印象でした。
タッチセンサー部

HUAWEI MateViewの本体操作は、画面下部のタッチセンサーを使用します。
手触りはやや隆起しているサラサラな感触、操作感はかなり良いです。
ここのバーを使用して各種設定や入力切り替えを行います。
個人的には「二本指で入力切り替え」が非常に便利。
スピーカー部

公式サイトの説明では
- 独立したDSPキャリブレーション
- デュアルスピーカー
- ハイパワー5W×2
と、かなりこだわっているスピーカーのようですが、
音質的には
iPhone12Pro < HUAWEI MateView < MacBook Air(M1)
くらいの音質感でした。
ZOOM会議やBGM用途程度であれば出力もあるため十分に使用可能です。
使用感レビュー

では、ここからは実際の使用感レビューです。
画面の色彩はかなり優秀

一般的な液晶モニターよりも広い色域を持ち、かつ最大輝度も500nit(大体iPad Air4程)とかなり明るめ。
10億7,000万色まで表現することができる上に、各個体が出荷時にキャリブレーションまでされているとのこと。
アマチュアが動画編集や写真の現像を簡単にする程度であれば、まず困ることのない色彩です。
タッチバーの動作はサクサク

独自UIでタッチバーとなると、地雷率が高そうで戦々恐々としていましたが、
そんな心配は杞憂でした。大変サクサクと動作してくれとても快適です。
入力ポート数がやや少ない

外部映像入力が、HDMI、miniDisplayPort、そして側面のUSB-Cポートと計3つ。
特に、「側面のポートはできるだけ使わず見た目をスッキリさせたい!」と
僕みたいな我儘運用をする場合、接続台数によってはHDMI切り替え機の導入が必須となります。
今回合わせて購入した切替機。PS5を4K HDR 60Hzで稼働させるのに十分な安心スペック。
やっぱり見た目がとてもいい

やはり画面縁のベゼルが狭いのはとっても綺麗。
ちなみに画面横部はアルミ製なので質感がとてもよく、触れるとひんやりしてます。
まとめ

割引時でだいたいお値段六万強と、モニターとしては高額な部類に入ります。
しかしながら、Apple社製を思わせるアルミ筐体のシンプルなデザインに、必要十分の美しいディスプレイ品質。
HUAWEIの考える「最強の作業用モニター」は、見た目、性能ともども非常に満足度の高いディスプレイでした。
長く、集中して見る道具だからこそ、こだわる理由と価値がある。
そんな風に思わせてくれる良品でした。