身軽さからは想像出来ない音と、音から想像できない身軽さを。
皆さんこんにちは。iOtaku管理人のRyota(@iOtaku_R|Twitter)です。
今回は、満を期して発売されたAppleの新作ワイヤレスイヤホン「Apple AirPods 第3世代」のレビューです。
大きな変更点としては、AirPods Proを彷彿とさせるような、ステムの短いデザインに加え、Dolby Atmos技術を採用した立体音響とロングライフのバッテリー、そしてタフな防水機能を搭載しました。
以下、実際に使用してみてのレビューです。
Apple AirPods 第3世代
・これは何?
インナーイヤー型のワイヤレスイヤホン
・ここすき
進化した重低音
より落ちにくいフィット感
解像感の向上
・うーん
やや値段は張る
・総評 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
星5・とてもオススメ
【iOtakuによるヘッドホン評価】
音質・・・・星4 ⭐⭐⭐⭐☆
装着感・・・星5 ⭐⭐⭐⭐🌟
デザイン・・星5 ⭐⭐⭐⭐🌟
コスパ・・・星4 ⭐⭐⭐⭐☆
携帯性・・・星4 ⭐⭐⭐⭐☆
【更新情報】
2022/06/04に、最新の情報に更新しました。
Contents
開封の儀
今回はApple Storeにて購入しました。
梱包は非常にコンパクトで簡素。
内容物
付属するのは、本体、充電ケーブル、
加えて取説類です。
外観レビュー
それでは外観を見ていきます。
イヤホン本体
外側に大きく黒のメッシュで搭載されているのはマイクです。
主に通話用、通話NC用に使用されるみたいです。
内側にはマイクとセンサーが。
今作は、従来の光学センサーではなく「肌検出センサー」を搭載。
光ではなく、複数の波長帯を同時に計測することで、AirPodsが人間の耳に装着されていることをより正確に検知するそう。
「ポケットに入れていると、勝手に再生されてバッテリー残量が減っている、、」といった悲劇も回避できそうです。
ケース
これまでの「縦型」から「横型」になりました。
ただ、向きは異なりますがサイズは同じ模様。
ちなみに本ケースはワイヤレス充電に対応しています。
背面にはボタンとヒンジ部です。
端子はいつも通りのLightning端子です。
AirPods(旧世代)との比較
かなりAirPods Proっぽいデザインになりました。
ステムが短くなり、感圧センサーに進化。
これにより、より確実な操作が可能になるのでこれは嬉しいポイント。
外側のマイク部はかなり大きくなりましたね。
使用感レビュー
ここからは、実際に使用してみての使用感をば
装着感はとても良い
装着感は非常に良好。
前モデルから大きくなった分「耳に触れている感」は増えていますが、その分外れにくいような装着感になりました。
感圧センサーの反応はとても良好
前モデルの静電気方式から、感圧センサーにアップデート。
感度も良好で、より確実に操作ができるようになりました。
音質レビュー
まずは、純粋な詳細音質レビューです。
【更新情報】2021/11/07に、2週間使用してみての音の変化を含めた音質レビューに更新済みです
【iOtakuによる音質評価】
高音域・・・星4 ⭐⭐⭐⭐☆
中音域・・・星4 ⭐⭐⭐⭐☆
低音域・・・星5 ⭐⭐⭐⭐🌟
空間表現・・星5 ⭐⭐⭐⭐🌟
(空間オーディオは非考慮)
迫力・・・・星4 ⭐⭐⭐⭐☆
Chord & Majorのエージングツールをかけた後、購入後から100時間ほど鳴らしているので音質は比較的落ち着いてきた頃合いです。
箱出し直後と比較して、かなり音の傾向が変わる印象です
- 新設計ドライバーによる迫力の重低音
- 解像感の向上した中高音域
- 空間オーディオで化ける定位感
- 箱だし直後はかなり抜け感に乏しい
傾向としては、よりAirPods Proに近い音になったように感じます。
オーディオマニアではなくとも、誰でも音質の向上を実感できるような進化をしていますね。
では実際に曲を聞いてレビューを。
Rock Sound
Hi-Fiな現代ロックから一曲、ヨルシカの楽曲です。
コンポーザーであるn-buna氏とスタジオの技術で生まれる「音圧を担保しつつダイナミックレンジをできるだけ殺さない、立体感のあるマスタリング」が非常に高いレベルで感じられます。
DARKGLASSのODが掛かったのベースの歪みから、ボーカルのウィスパーボイスの高いところまで正確に、質感を持ちながらちゃんと鳴らしてくれます。
箱出し直後と比較して、2週間ほど使い込んでみると高音域が綺麗に伸びてくるようになりました。女性ボーカルとの相性がとても良いですね。
Jazz Sound
珍しい5/4拍子で有名なジャズナンバー、TAKEFIVEです。
空間で反響している音、他のドラムやスネアが少し揺れる音まで空間的な情報を含めて聞くことができます。非常に広がりを感じさせる音です。
また、初代AirPodsと比較して、やはりローエンドの質感が向上しています。より正確にきれいに鳴る様になった印象です。
CBS 30th Street Studioで1959年にレコーディングされた音源から、様々なアーティストがカバーしたものまで聴き比べてみましたが、そんなレコーディング環境の差、マスタリングエンジニアの設計した空間的な設計まで聞き取ることができるのは、流石のチューニングであるように感じます。
EDMSound
Zedd, Alessia Cara – Stayです。
このようなEDMを聞くのが、一番進化を実感できやすいかもしれません。
非常に量感を持った重低音を聴くことができます。インナーイヤー型のワイヤレスイヤホンとは思えないぐらい。
空間オーディオレビュー
最近Apple Musicにて提供の開始された空間オーディオ、「360度から音がなる」新たな音楽体験ができる、との触れ込みですが、今回のAirPodsでも試してみました。
Beatlesなどの往年の名曲はエンジニアによる擬似再現、そして新たに空間オーディオに対応配信された楽曲はエンジニアによって別途マスタリングされていると言います。
例えばApple公式プレイリスト、空間オーディオ:ヒッツから近年大躍進しているBTSのを聴いてみると、確かにステレオ特有の、脳内に定位がバシッと定まる感覚から「周囲」から音が聞こえるように変化します。
特に面白いのが定位が自由自在であること。シンセなどが身の回りをぐるぐると飛び回るような鳴り方をしますし、ベースは下から、ボーカルは前面からと、面白い聞き方が出来ます。
また空間オーディオ向けにチューニングもガラリと変わるらしく、中高音域がかなり抜けるようなサウンドに。
曲自体の印象がガラリと変わるので、とても楽しい機能です。
【追記】Netflixが3Dオーディオに対応する様になるとか。素敵です。
まとめ
先代モデルから2年、より堅実なアップデートを施してきた、といった印象を受けました。
本記事は、購入直後のファーストインプレッションとして執筆しております。
数週間使用してみての感想については随時更新していきますので、もしよろしければTwitter等で更新情報をチェックしてみてください。