憧れの有機elが、手の届く値段で。
皆さんこんにちは。iO管理人のRyota(Twitter)です。
今回は、LGの有機ELテレビ「LG OLED48A2PJA」のレビューです。
高価なパネル形式として高嶺の花であった有機ELですが、ついに48型新品が7万円台まで下がってきました。
普段地上波放送は全く見ないものの、個人的に映画やアニメが好きな筆者。
VODをより大画面で、快適に視聴したいという思いから、今回新たにテレビを購入してみました。
以下、実際に使用してみてのレビューです。
LG OLED 48A2PJA
メリット
- 競合と比較して圧倒的な安さ
- 鮮明な映像体験
- サクサク動くUI
デメリット
- リモコンボタンはやや少なめ
- HDMIポートが2.0規格
【更新情報】
2024/10/16に、最新の情報に更新しております。
Contents
開封の儀
今回はAmazonにて購入、かなりすぐ届きました。
本モデルはアマゾン限定発売(2023/05/28現在)のため、量販店での取り扱いは無い模様です。
そこまで重いわけではないので、ある程度スペースの余裕さえあれば一人で扱っても問題なさそうです。
発泡スチロールでしっかり梱包されています。
ゴミがまあまあ出るので、ゴミ袋は必須。
付属品
LG OLED 48A2PJAの付属品は主に以下の通りです。
- 取扱説明書
- マジックリモコン
- 転倒防止用部品
- スタンド×2
スタンドの取り付け
スタンドはテレビ下部にネジで固定する方式です。
横に倒す&スタンドの出っ張り分があるため、ベッドの上かテーブル等を活用した方がインストールが楽だと思います。
外観レビュー
ここからは外観について見ていきます。
前面
かなりすっきりとしたデザインです。
ロゴすらありません。
フレームの厚さは上部、左右と1cm程。
下部のみ少しだけ厚く、1.3cm程ありました。
ぱっと見ではアンバランスさ等も感じられず、とても薄縁でスタイリッシュです。
斜め上の方から見ると、この金属で覆われたフレーム背面が見えるので、
質感はとてもいい感じ。安っぽさもなく、余計な繋ぎ目もありませんでした。
背面
背面には壁掛け用のVESAマウントと各種接続部があります。
電源ケーブルは外せそうにない様子でした。
本体下部分はプラスチック、上部は放熱用と思われる金属製です。
廃熱用のベントのようなものもありましたが、ここにどうやらスピーカーも入っているらしく、音も聞こえます。
入力ポート部
ポート部は主に二つに分かれています。
側面にはHDMIが2つ、USB入力が1つ、そしてアンテナ入力があります。
背面部にはHDMI(eARC対応)が1つと、USB入力が1つ、そして光デジタル、アナログ両者の音声出力とLANポートです。
スタンド
スタンドはかなりシンプル。
ネジ固定ですが、取り外しも可能です。
使用感レビュー
ここからは、実際に使用してみての感想をば
初体験の有機ELは流石の美しさ
これまで自身や、実家で使用していたテレビが軒並み液晶だったこともあり、
今回初めて有機ELのテレビを購入しました。
やはり特筆すべき圧倒的な映像美。
明暗のコントラストや、黒潰れしていない暗所の表現。
何よりハリウッド映画の没入感が段違いで、その映像美だけでとても満足感があります。
サクサク軽快なUI
Wiiリモコンのようにポインター操作のできるマジックリモコンや、独自開発のwebOS 22は動作がとても軽快。
ある程度全機能を網羅的に触って見ましたが、特にストレスとなるような場面はなくとても快適です。
低映り込みパネル「ハーフグレア」は程よい快適さ
「OLED A2」のパネルには、低映り込みモデルのためハーフグレアが採用されています。
PCディスプレイには主に
- グレア(光沢)
- ノングレア(非光沢)
のどちらかを採用していることが多いです。
光沢感(グレアパネル)の場合、黒が綺麗に見える反面、映り込みがダイレクトに乗ります。そのため環境要因が快適さに直結します。
逆に非光沢(ノングレア)の場合、反射は抑えられるもののコントラストが下がってしまうのです。
いいとこ取りの「ハーフグレア」パネル
この中間点の性能を狙った本品のハーフグレアは、そこそこ映り込みを低減しつつ、コントラストを担保しています。
どの程度まで許容できるのか、上の写真では敢えて真昼の外光が強い時に、太陽光を反射させて見て撮影して見ました。
結果としては光で画面が潰れることもなく、はっきりと映像が見えています。
この絶妙なバランスにパネル面を追い込んでくれたメーカーには感謝です。とてもいい感じ。
想像以上に「そこそこいい音」
スタイリッシュなフレームデザインと引き換えに、本テレビは背面にスピーカーが搭載されています。
非常に薄型ということもあり、音に関してはあまり期待していなかったのですが、、、実機を聴くと案外良い音でした。
低音がズンズン響くわけでもないですが、少なくともペラペラの軽い音ではなかったのです。
スペック上、音声最大出力が20Wあるので、それが大きいのでしょうか。
人の声も聞き取りやすくバランスも崩壊していない上手く纏められた音でした。正直期待していなかったので、この辺りは驚きでした。
もちろん音楽鑑賞にはあまり向きません、しかし、BGMとして軽く鳴らす程度であれば十分な音質であるように感じます。
リモコンは賛否が分かれそう
リモコンはかなりシンプルなデザインです。
ごちゃごちゃと使わないボタンまで羅列されているものと比較すれば、かなりスッキリしている印象です。
ただ、個人的にはYouTubeのボタンか、カスタムボタンが欲しかったかなと思う次第ですね。
【追記】お好みボタンで追加できるようです。
チャンネル「11」を長押しするとお好みボタン編集モードに移行します。
そこから設定するとチャンネル長押しに、各種アプリが割り当てられるようです。
かなり便利です。
まとめ
LG OLED 48A2PJA
メリット
- 競合と比較して圧倒的な安さ
- 鮮明な映像体験
- サクサク動くUI
デメリット
- リモコンボタンはやや少なめ
- HDMIポートが2.0規格
何より競合他社製品と比較して2万以上の価格差をマークしながら、
スペックや使用感についても十分な満足感のある本品。
初めての有機ELチャレンジをする方だけでなく、
映画やアニメ好きなど、TVは見ないけどコンテンツは好きな若年層の方にもとてもおすすめのテレビです。